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ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」第10話~最終話感想

 

ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」第10話~最終話感想です!

全12回、あっという間に終わってしまいましたね…。ドラマは面白かったし、ツイッターやインスタでオフショットだったり動画だったりが発信されたりするのも楽しみだったので終わってしまって寂しいです。

 

▼9話までの感想

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第10話 マイ・インデペンデンス・デイ

ママとの関係性、リコとの間に何があったのかがようやく明らかになった聡メイン回。

ついにママがシェアハウスに来ることに。ママにもみんなにも嘘をつき続けてきたという聡、半年前まで女子高の教師だったけどトラブルが原因で懲戒解雇になった、両親はまだ教師をやっていると思っている、という事実が判明…。モンスターのママが来ることに不安に思っている中、もう一人のモンスター、リコもシェアハウスに向かっていることが判明するという大変な事態。

リコは幡多に任せて、ママは聡と桜、舞、翠さんが対応することになり、みんなに「僕の嘘に合わせてほしい」と頼む聡。そしてついにママの訪問、テンション高いし英語使うし勝手に部屋の中見て回るし、想像していたのとは違う方向で癖のあるママだった。意識してるのかしてないのか笑顔で話すけど嫌味っぽい感じ、さらにもう一人いた桜と高らかに笑いながら話すの怖すぎる。ママは校長先生、だけど落ちこぼれを毛嫌いするってなんだかな~。過保護に育てられ親に逆らわないように生きてきたけど、自立したくて家を出て働きだしたのに懲戒解雇になってしまった聡、本当のことが言えないのは良く分かるかな…。

一方のリコ、幡多にカラオケに連れてこられて待たされてるけど待ちきれない様子。ツンツンしてるけど聡の癖ってなんだと思う?って聞かれた時はニコニコで考え始めるの、聡のことめっちゃ好きじゃんって感じでめっちゃ可愛い。

オペレーションウィナーズ作戦を再び開始してママに対応する桜たち。女性ファッション誌の編集長、心療内科のドクター、武蔵野市の市議会議員、と事実を盛って、ママの発言に対してイライラしながらも話す3人の対応力すごすぎるし見習いたくなる。ウィナーばかりのシェアハウスで聡は優秀、人柄が良いまではペラペラ話せるのに「例えば?」と具体的なことを聞かれると言葉につまるのがルーザーズって感じで面白いですね。3人から聞く聡の状況によかった、とは言うけど女子高の先生になったのに聡からくるメールが順調すぎる、つらい思いをしてるんじゃないかと思うけど聡が自分で乗り越えなきゃいけない問題、そう思って待ってたけど状況が変わった、とメールを見せてくるママ。聡がみんなを留学生に例えて報告していたところまでは知ってるけどめっちゃボロボロに書いていたのが判明して3人からの視線が痛い…。こういう状況じゃなかったらすぐに怒られてたんだろうな。

学校辞めたいんでしょ?ママが他の学校を推薦するってどんどん話を進めていくママに、手を挙げて発言しようと許可を取る聡。ママはずっとしゃべり続けてきた、僕はしゃべりたいけどしゃべれなかった、しゃべると否定されるから何もしゃべらない方が楽だって決めた、その決まりごとは今でも僕を縛り付けてる、もう解放してあげたい、僕を自由にしてあげたい、と泣きそうになりながら想いをぶつける聡。子どもの頃から抜け出せていないようで、32歳だけどもっと若く見えるというか、幼く見える。

やっと想いを伝えてママが困惑している中で、ついにリコがやってくる…。こんな真剣な雰囲気なのに電話口で警察にカツ丼を要求する幡多に和みます。そしてリコとの対面、さっきまでメールにさんざんなこと書かれて怒っていたのに「受け流していい。私たちがそれを後ろでキャッチするから」って言ってくれる女性陣が優しい。

先生に人生をめちゃくちゃにされた、私は先生が好きだったし先生も私のことが好きだった、でも先生はその関係を違うと言って私を階段から突き飛ばした…と話すリコ。ずっと沈黙を続けてきた、それが一番いい方法だと思っていたけどそれが君を傷つけ続けるなら意味がない、生徒として大事に思っていたのが全てで、君のことを好きだと思ったことは一度もない、とはっきり告げる聡。リコは優しくされて相手も自分のこと好きだと勘違いしてしまって自分の感情で行動に移すの思春期って感じだな~と思うし、リコが落ちる時に手を伸ばせなかったことを負い目に感じているのと、付き合ってるとか突き落としたって噂をリコを傷つけないように否定しなかった聡…。しゃべらなかったゆえにお互いに傷つけてしまう結果になったのが切ない。リコにはつらい言葉だし、言い終わった後に聡は気絶してしまったけど、よく言った、よく言ったよ聡…!

聡をソファに寝かせたところで帰るママ、モンスターではあったけど聡が頑張っているのは何も言わずに見守って、帰ってから号泣するの、本当に聡のことを大切に想って行動してたんだなっていうのは分かるからやっぱり本心を伝えるのって大事なことだなと感じる回でした。

 

第11話 素晴らしいのかな?人生

大事なこと(池上さん)を忘れている気がするルーザーズ。真面目に思い出そうとしてるのに変なことばかり思い出してそれにツッコむ聡、コントみたい。でもこんなに池上さんのこと忘れる??池上さんは旅行に行ってる、ということになったけど思い返してみればまだ池上さんの秘密を知らないルーザーズ。そこで聡は池上さんがタガログ語で電話していたことを思い出したけど関係あるのか…?

でも日曜夜7時の食事会に池上さんが帰ってこなかったから、アボボに入れられたみんなの秘密が明らかになってしまうことに。作中では幡多が名付けたことになっていて正式に名前が出てきたアボボが割られてしまった…。ようやく出てきたみんなの秘密は思ったよりもたいしたことがない内容。聡めっちゃ真面目に書いてたし幡多も聡の秘密見ちゃったからちゃんと書いている感じあったけども。幡多が天パじゃなくてパーマかけてる、って打ち明けた時に一人だけ「そうだったんですか?」ってびっくりしてる聡が可愛い。

池上さんの秘密も結局分からず、だったけど開かずの部屋のアボカドの鍵もアボボの中から発見。開けようとするけど罠かもしれない、秘密を知ったから殺されるかもしれない、と桜探偵が推理し始め、外は雷だし家は停電するしカオスな展開。どうしてこんなことに。みんながパニックになってるのに一人だけ落ち着いている聡が逆にすごいのでは。

次の日に落ち着いたところでようやく部屋の鍵を開け、中に入ってみると大量の段ボール。その中から池上さん宛ての手紙を見つけて、ルーザーズをシェアハウスに集めた「万平一平」と池上さんが繋がっているということが判明。中に入っていたものを見ていくとラブレターや写真などが沢山。そこから池上さんの半生を辿っていこう、となるのまでは分かるけどなぜか聡と桜が池上さんとうどん屋の清美さんを演じる、「池上ラブレターズ」という朗読劇が始まる。相手と結婚するためにうどん屋さんに弟子入りした池上さん頑張ったんだなあ。幡多も演じ初めて、舞が乱入してなぜかミュージカルが始まって、みんな世界観に入り込みすぎている。というかここまで流れ理解できているならわざわざ劇にする必要ないのでは?そして最後、清美さんが病気で亡くなってしまい、飲んだくれになって娘の琴音の面倒も見られなくなってしまい手放すことになるという悲しい展開。

でもその後に再婚していて、段ボールの数の分だけ6人と結婚していたことが判明。本来の池上さんはこうだったけど、みんなが抱いていた池上さんのイメージと違うことにがっかりしてしまうルーザーズ…。今までの女性の写真や手紙は大事な思い出として取っておく、と池上さんに共感を示す幡多に対して「僕捨てちゃいます」ってあっさり言うけどその理由が「新しい彼女に見つかったら怖い」な聡、聡って感じで良い。

一通りの事実が分かったところで、池上さんに騙されていた、というショックな気持ちをどこにもっていけばいいか分からずに昼間から飲んだくれるルーザーズ。みんなで食べるピザも美味しくないしみんなが険悪な空気になってしまう…。その中で翠さんは冷静でこれが最後かもしれないからやめよう、今まで通りにはもういかない、池上さんが黒幕だって知ってもここに住み続けるの?と問う。それだけ仲間としての関係が出来上がっていて裏切られた気持ちが強いんだな~。理由次第ではもうシェアハウス解散、と話したところでウキウキの池上さんが旅行から帰ってくる…!

 

最終話 俺たちに嘘はない

きてしまった最終回…。あっという間でした。

聡が目を覚ますと部屋がすごく散らかっていて、制服を着ている桜、テーブルの上に布団を敷いて寝ている翠さん、キッチンでキャベツをかぶって包丁を持ったまま寝ている池上さん、ピエロ姿の舞、殺人現場みたいになっている幡多…。なにこの状況??聡の夢か何かかなと思ったけど、「その始まりはこうだった」と前回の続きが始まる。

楽しく旅行から帰ってきたけどアボカドの部屋が開けられていることに気づいて目つきがするどくなる池上さん、桜の号令で池上さんを確保し始めるみんな。桜の、池上さんが私たちのことを騙してたなんて信じられない、という言葉が切ない。そもそもなぜこんな展開になっているか理解できない池上さん、まさかの旅行の日程一日間違えてた…。以前もうどんの日間違えてたけど日付弱いな。

6人の女性と結婚していたことを認め、今までの奥さんたちとの思い出を語り始める池上さん。救ってもらって心の底から愛していたけど愛想をつかれ、を繰り返し、ダメダメ…だけど、だめな男ってモテる。シェアハウスの扉のフルーツも歴代の奥さんたちに「用なし!」と罵倒されたり、りんごを投げつけられたり、という思い出にちなんでつけられていたというネタ晴らしもありなんだかダメダメ感がすごい。まさかのナナナ出てきて可愛い(笑)

シェアハウスは娘の琴音のもので、初回で鍵を持ってきた男が池上さんと琴音の橋渡しをしてくれている琴音の夫だという事実が判明。あの男関係あったんだ…。この家に住むために家賃15万を提示され、それをまかなうためにシェアハウスを始めることにして、自分はだめな人間だけど自分に自信を持ちたい、だからみんなを集めた。自分たちが利用されたように感じてショックを受けるみんな…。聡は住み続けたい、というけど、琴音たちが戻ってくるからシェアハウスから出ていかなければならない。人生をやり直して娘夫婦と仲良くしたい池上さんに、もう粘ってもしょうがない、と次の家賃支払い日には出ていくことになり、その前に自分たちの課題と向き合い始めるルーザーズ。聡が久しぶりにママにメールしてる…。躊躇せずに送れていて、聡の成長を感じます。

桜もようやく元旦那に離婚届けを渡す。桜は頑張って完璧になることを求めてたけど相手はそんなことを求めてなくてむしろそれでつらそうな桜を見ていられなくて、お互いにお互いが幸せであってほしいと考えて接していたつもりだったのに上手くいかなかったんだなあ。すれ違いばっかりだったけどやっと本音をぶつけ合って、元にはもう戻れないけど最後はすっきりした表情でお別れできて大人の話し合い、って感じでしたね。

リコを呼び出す聡。階段から突き飛ばしたってリコが言ったわけじゃなくて周りの生徒からの証言で、聡が優しすぎるせいで何も意見しなかったから複雑なことになっちゃってたんだな…。学校全体の誤解を解くのは多分難しいし先生を辞めてしまったことはもうどうしようもないけど、リコがちゃんと記憶思い出せて、誤解が解けてよかった。最後にリコが謝った後に聡が握手のために手を差し伸べるの、これもっと好きになってしまうやつでは…?

4ヵ月のシェアハウス生活の最終日。桜さんから「あなたのお役に立てた?」「自分を許せた?」と問われて、みんなが本当に優しい、ルーザーだから、人間が強くないって知ってるから助け合えた、みんなの優しさに救われた、ダメでもいいんだって自分を許せた、みなさんと会えて幸せでしたと話す池上さん…。池上さんの人生を知ったら自分たちは足元にも及ばないし、池上さんがぶっちぎりで優しかった、とルーザーズのリーダーに任命される。鍋を食べることになったけどパシリみたいに扱われているリーダー。

最後は全員で鍋を食べて、一緒に生活していてもずっと違うご飯を食べていたのに最後に同じ料理を食べる関係性になれたの良いですね。翠さんのおかげで在庫全部売り切ったマンタ、海斗の代わりにお金を返済するためにキャバ嬢に戻る舞、吉祥寺にアパートを借りて無理のない範囲で暮らしていく桜、荷物のダイエットをした結果娘さんに住んでもいいよ、と言ってもらえた池上さん。そして、非常勤だけどもう一度教壇に立とうと思う、と伝える聡。頑張れ!!そして翠さんとマンタがまさかのカップルになっていて一緒に住むことに。最初に桜が恋が生まれるかも、みたいなことは言っていたもののこれは完全に予想外でびっくりしたけど、2人で手でハート作ってるの可愛い~。

池上さんがフィリピンで買ってきた怪しい缶詰のせいで、みんなでげらげら笑って完全にやばい集団になっているルーザーズ。そして、冒頭の地獄絵図に戻る。なぜか聡が呼んだリコもいつの間にか来てたし桜に制服奪われてる。もうすぐ引っ越し業者がくるのに家はめちゃくちゃだし全然起きないルーザーズ…。どうしてこんなことになったんだ…と困惑する聡が「ルーザーズ…立ち上がれー♪」と急に歌い始めてLOSERが流れ、エンドロールが始まる。なにこの演出素晴らしすぎる…。ドラマの内容に合ったこの曲がドラマのラストでこんなに効果的に使われるなんで思っていなかったので嬉しかったです…!!

エンドロールではこの地獄絵図を聡が自撮りでしっかり録画していましたね。桜がリコの制服借りるために頼みこんだり、舞にピエロの化粧したり、池上さんにいたずらしたり、みんな自由でめちゃめちゃ楽しそう。ニコニコな笑顔で自撮りしてる聡は可愛い。その映像をみんなで見て、「ダメすぎる!」と最後までダメダメすぎるルーザーズらしい終わり方でした。みんなシェアハウスから出て行って新しい生活がスタートする、みたいな終わり方になるのかな〜と思っていたけど最後までルーザーズらしく楽しくて、これからもまだまだこのシェアハウスは続いていくんじゃないかな、って思える終わり方でした。

 

癖が強い住民たちで最初はどうなるかと思ったけどどんどん相手のために行動するようになっていって関係性が出来上がっていくのが良かったです。ルーザーだけど、だからこそ優しくて、人のことも自分のことも許せる。笑える部分もしんみりできる部分もあり、毎週楽しみなドラマでした。以前から憧れはありましたが、シェアハウス一度住んでみたいな~。