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ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」第6話~9話感想

 

ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」第6話~9話感想です!

 

▼5話までの感想

hiyo-blog.com

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第6話 吉祥寺ラブストーリー

オンライン家庭教師で生徒と情報共有するために、生徒の好きなラジオを聞く聡。ラジオ聞きながら着替えしてるの良い…!そのラジオでライフハックが採用されたら3万円もらえるとのこと。とそこで、シェアハウスに住み始めて初めての家賃の支払い日。なんだかんだいいつつみんな継続していくけどお金がないと土下座する、勢いが凄い舞。立て替えてくれる池上さんが優しい。聡が聴いていたラジオで3万円が貰えると知りそれぞれのライフハックを発表していくけどみんな雑学みたいなことばっかり。ライフハックって意外と思いつかないよね。池上さんが話した「笑顔のバトン」の話、ライフハックとは違うけど良い話でした。お店で店員さんに笑顔を向ける、店員さんは別のお客さんに笑顔を向ける、そうやって笑顔が繋がっていく。

みんなが微妙な反応するから池上さんは絶対送らないって言ってたのに、なぜか数日後ラジオで紹介されて、その犯人は翠さんということが判明。この犯人捜しの中で「2時間サスペンスなめんなよ」って台詞が出てきたけど、同日に増田くんが出演していたテレビ東京のドラマ 『機捜235Ⅲ』から繋がってくるの、同日にやるからこその小ネタって感じで良かったです。

地味で真面目に生きてきて、でも誰も花丸をくれなくて、ストレスが溜まっている中海物語のサムと出会って…そこからギャンブルにハマり込んで借金もある翠さん。そんな翠さんを何とかしようとみんなで色々な趣味を提案するけど翠さんの偏見が凄い。そこで恋愛を勧めて元旦那が立ち上げたマッチングアプリを紹介する桜が桜って感じで流石。結果としてマッチングアプリにハマる翠さん、メイクとか服装とか雰囲気とか目に見えて綺麗になっているのが分かってすごい…!

良い感じになったライターのユウタとは喧嘩して分かれてしまったけど、その取引先の離婚調停中の人と出会って急展開し、シェアハウスの取材を受けることに。そして、翠さんがシェアハウスに連れてきた雑誌の編集者は、まさかの桜の離婚調停中の夫、町田さん。町田さん役は増田くんの先輩、坂本さんが友情出演!先輩との共演が観られるのは嬉しいですね~。

町田さんと話す中で、翠さんが桜の離婚協議中の話を出したことでどんどん気まずい空気になっていくシェアハウスの面々…。桜さん、旦那が離婚してくれないって話していたけど実際は事情が違うことが分かって、町田さんと2人で話す時には冷静にしているように見えるけどなんとか取り繕うとしてる感じもあるのがしんどいし悪いことしちゃったって落ち込む翠さんの姿もしんどい。

町田さんが帰った後に慰めも説教もいらない、と子供の頃に母親からお洒落に気を使ってもらえずずっと地味グループにいたことを話し出す桜。「桜っていうのは上に咲いているから綺麗なの。綺麗な桜は見上げなきゃ見られない。」と絶対に上に行ってお洒落で完璧になってやる、と無理してるけど頑張ってきた桜さんに胸を打たれました。でもそんな桜さんに対して、「下見たら楽になれる」「下を見て安心している」「ルーザーでいいじゃん」というみんな。全員、最初はルーザーであることを否定していたのにシェアハウスで暮らし始めてありのままで生きようとしている感じ良いなーって思いました。「自分が幸せで笑っていれば近くの人も笑うんです」と言う池上さんの言葉、笑顔のバトンだね。「桜は下に向かって散るさだめだしね」と言う桜に「でも水面に浮かぶ桜も綺麗です」「散った桜も風に舞う桜も、桜は全部綺麗です。」ってすっと言えちゃう聡すごい…素敵…。

翠さんはもともとのギャンブルが好き!って姿で生きていくことにしたし桜もちょっと吹っ切れた感じはあるけど、一方で聡はママにメールを送ることができず。闇が見える。

 

第7話 スタンド・バイ・ミー・ばい!

バスタオルを洗う頻度で揉める聡、桜、幡多。成り行きで体を洗う順番をなぜか実演させられる聡が可愛い。「これなんかすごい恥ずかしいんですけど」ってグフフって笑うのがすごい増田くんって感じでした。頭じゃなくて体から洗うの桜にツッコまれそう、って思ったけどそれは別に良かったのかな…。

揉めている途中で酔ってテンションが高い舞と彼氏の自称売れっ子ホスト海斗(本名、伊東正)の登場。桜がなんで舞のことを放っておいたのか聞いても的を得ないし舞の名字も知らないし信用ならない感じ。そんな中で舞が働いているコンカフェのトーコナースから「お店に望月舞を探している人が来ている」と聡に電話。この前シェアハウスにきた殺し屋みたいな男だ、と確信してお店に向かう聡と池上さん。刑事ドラマみたいな立ち振る舞いで音楽も鳴っていて笑いました。一方で、舞と桜が話しているシーンでは途中から歌い出してミュージカルみたいになっていて色々な要素詰め詰めで面白かったです。

お店で殺し屋(調査会社の黒鉄さん)と対面する聡と池上さん。緊張感のある雰囲気だったのに池上さんが本人の「殺し屋さん」って言っちゃったり、聡が名刺を洗濯しちゃったのがバレちゃったり、すぐにゆる~い空気になっちゃう。黒鉄さんから話を聞いている途中のトーコナースめちゃめちゃ可愛くて好き。結果として、舞は海斗に騙されて知らないうちに自分のキャバクラのお客さんに対する詐欺の実行犯になってしまっていた…ということが判明。しかも舞は海斗にとってたくさんいるガールフレンドの一人でもなく都合よく使われているだけのただの客ってひどすぎる。黒鉄さんが呼んだ助っ人、舞の常連客達も入れてシェアハウスに向かう6人の画がまた面白い。騙されたのに舞を助けに来てくれるって常連客の人たち優しすぎない??

シェアハウスの方では、舞と海斗、幡多が酒盛り中。舞、海斗の好きなところは「かっこいい」っていうのはすぐに答えられるけどそれ以外はすぐに答えられないのちょっと無理してる感じがあって切なくなってくる…。一緒にいる時間が実際はすっごい少なくてモテるから仕方ない、って言い聞かせてる部分もあったのかな~。桜、幡多、翠さんは海斗を引き留めておいてほしい、という聡からの連絡を受けてトランプで1000円の賭けを始める。負けまくってイライラする海斗に、桜が全額賭けて翠さんに指スマで勝負させるのに対して海斗は負けたら1分動けなくなる、という条件を提示。お金がかかっていると弱いけどお金がかかっていない翠さんのことをよく分かって作戦を実行する桜の策士ぶりが素晴らしい。結果として海斗が負けて、海斗が動けない間にスマホの中身を確認し、舞に「あなた騙されてる」と伝える桜。信じてるよ、とは言うけど揺らいでいるから自らスマホを確認し始める舞。舞が残り時間を確認した時に「あと12秒」だったのはHKTの楽曲「12秒」の「動けないよ12秒」っていう歌詞にかけているのかな…?この曲可愛くて好きなので気づいたときちょっと嬉しくなりました。

海斗にスマホを取り上げられそうになったところで、聡たちの帰宅。化けの皮がはがれて本性が現れた海斗に「そげな男は…モテんばい!」と言う舞も、舞を囲んでなんとか守ろうとするみんなもかっこいい。翠さんの「私たちの大事な舞」って言葉は泣けますね…。すっごいつらくて今すぐにでも泣きたいはずなのに最後には平手打ちして「別れてやるよ!」って言い切った舞、頑張った。

聡はまだママにメールを送ることができず、ママから心配のメールが。これまでドラマ観てきた中でママって聡の中の空想の人物?実在しないの?って考えてたけど、実際にいたんですね。女子高生リコの方ももう待てなくなってきていて不穏な感じ…。

 

第8話 男は言えないよ

前回のことで落ち込んでいる様子の舞を聡と桜が見守る中、オーディションを受けに行ったけどひどいことを言われて落ち込んで帰ってくる幡多。ネタがあまりにも面白くない…。いつの間にか舞も会話に入っていて、これが第6話で言われていた「下を見て安心する」ってやつなのかな。そして言い合いしているのをなんとかしようとしてつい、幡多が芸人としてデビューしていないことをばらしてしまう聡。

そこに、結婚するから確認したいことがあるとシェアハウスを訪れる幡多の妹、弥生。いきなり来てピンポン連打したり開かずの間のアボカドのドアを開けようとしたり行動の思い切りがすごい。来た目的は、婚約者の両親が幡多の仕事のことを気にしている、家族に変な人がいると結婚できない、と言われたことから幡多の仕事を確認すること。舞はひどい話だね~って言うけど、聡は自分が彼女できた時にも両親に同じようなことを言われた、って思い返す聡。まあそりゃそうだなって感じだけど聡彼女いたんだ、っていうのを本人の口から聞いて衝撃を受ける。

自分のためにもあんちゃんにまともな仕事についてほしい、お父ちゃんもお母ちゃんも人を幸せにしたいって弁当屋と始めたけど結局潰れた、知らない他人の前に自分の家族を幸せにしてほしい、自分の夢は幸せな家庭を築くこと、と言う弥生の想いとかそれを兄に理解してほしい気持ちは分かるしなんとかしなきゃって必死になって視野が狭くなってしまうのは分かるけど、上手くいかないからって「シェアハウスに住むような人のレベルがわかった」って他の人たちまで悪く言うのは違うよね…。幡多も色々言いたいことありそうなのに、弥生の言葉に対して次のオーディションに合格してテレビに出る、出られなかったら家族の縁切ってやる、と告げる幡多。

弥生が帰ってちょっと落ち着いたところに、サンバのホイッスルとマラカス、レイや襷をかけてハイテンションで帰ってくる翠さんと池上さん、空気を察して一旦退散するところまで含めて笑いました。このドラマ、真面目さと面白さのバランスが良い。結婚や人生に対する人それぞれ、とは話ながらも今のところはこの状況をなんとかするしかない、と桜の助言や聡の協力を得てYoutubeに動画を投稿し始める幡多。妹からはきつく言われるし、厳しいとは分かっていながらも幡多のやりたいことを認めて協力してくれる環境って良いな。

両親が借金を抱えてから妹の学費や家族の生活費を稼ぐために高校を中退して、30越えるまで必死に仕事をしてきた、それは全部親がやってきたことだと妹は思っている、という幡多の事情を聞いて、「自分のためじゃなくて人のために動くってなかなかできない」「真面目すぎる、だからネタつまんない」「もっと適当でいいんじゃないんですか」とツッコミどころがありながらも「自由に生きていきましょう」と熱く伝える聡。

結局、張り切ってオーディションに向かうけど素人はいらないと言われて努力は報われない、と落ち込んでしまう幡多。そんな姿を見て、幡多は妹に伝えるつもりはないけど、聡としてはなんとか幡多の事情を分かってもらいたい、とみんなに相談。ということで、YouTubeのライブ配信を通じてみんなで弥生に本当のことを伝えるおせっかい作戦。弥生が気づかないと上手くいかないやつだけどちゃんと通知オンにしてあって、兄のことを気にかけてるんだなあ…と。

幡多が散歩から帰ってくると全てを知った弥生が待っていて、ひどいことを言ったことを謝り、「あんちゃんは私の大事な家族」と伝えるシーンに感動。そこから、体裁ばっか気にする人なんて私から別れてやる!と言うの極端すぎるけども…。最初の登場シーンからそうだけど、基本良い人だけど一度思うと突っ走っちゃうタイプなんだろうなあ。最終的には幡多の説得通り婚約者と話せて納得の出せる結果が出せてよかったよかった。バージンロードをお父ちゃんとあんちゃんに挟まれて歩くの!と笑顔なのとても可愛かったです。幡多も、Youtubeの登録者数が増えてきたみたいでよかった。頑張って続けることできっと誰かの心には届くんですよね。

 

第9話 ニセモノの子

テレビの密着取材を受けることになったシェアハウス。ルーザー、ではなくウィナーとして出演するための特訓開始。「家賃を節約するため」→「自分への投資額を増やすため」、とか桜さんの言い換え技術は良いな、って思いました。桜さんの全身オレンジコーデ可愛いな、と思って観ていたけど「やればできる!」って言い始めたからこのためのオレンジだったのかな?その中帰ってきた池上さんの引いた反応が面白い。でも池上さんは取材受けないんだ…。

そして3日後。みんな後ろに手を組んで、桜の声掛けに大きな声で返事して訓練を耐え抜いた精鋭部隊みたいになってて怖いくらいの気合の入り方。シェアハウスにやってきたディレクター山田さんを演じていたのは、先日の機捜235 Ⅲで増田くんとバディを演じていた小久保寿人さん。同じテレ東のドラマで早速の再共演嬉しいですね。ディレクター、今度こそ桜さんと関係のない人かと思いきやまさかの小学校時代の同級生。世間が狭い。部屋に戻ってふさぎ込んでしまう桜さん…。今回のタイトルの「ニセモノの子」ってどういう意味なんだろう?って思っていたけど桜さんがニセモノって呼ばれていたんだな…。

軍曹桜さんがいないことで、カメラの前で好き勝手に自己アピールする幡多、舞、翠さんとその3人をまとめていこうとする聡。山田さんに「一番落ち着いている」って言われて自慢げな表情になるの可愛い。カメラにニコニコで映っているのも可愛い。エッチなサイトを秘密の激エロサイトって言い換えちゃってやらかした!って顔してるの笑いました。

結局そのままの姿で取材を受けて和気藹々と過ごすみんな。山田さんが小学生時代のエピソードを話して見栄っ張りだ、って笑いながら話すのに対してみんな笑わなくて、「見栄っ張りなんかじゃない、全部本気で心の底からそうした方がいいんだって思ってるのが伝わってくる」「芯があるからこそ」「道を示してくれる」「少なくとも僕たちにとっては本物」と反論するルーザーズかっこよかったです。ニセモノなんであだ名つけられたの本当につらいはずなのに、それで本物になりたいって頑張って、そのあだ名をつけた山田さんに「ありがとう」って言える桜さんも素敵だな。山田さんは子ども特有の好きな子にいじわるしちゃう悪気のないやつだったけどその頃のことを謝れる山田さんも良い人だった。

そして聡、ママからのメールがめちゃくちゃ溜まってママがシェアハウスに来ることに…。というかメールだけじゃなくて実際にも「ママ」呼びなんだな。ママがこれから来ることで挙動不審すぎて、次回大変なことになりそう。あと姿が見えない池上さんの行方も気になる…!