9月、立川のPLAY! MUSEUMで開催されていたエルマーのぼうけん展を観に行きました。
子どもの頃によく読んでいた作品なので楽しみにしていた展示会。概要は以下の通りです。
「エルマーのぼうけん」は、どうぶつ島にとらわれたりゅうの子を助けに行く、9才の男の子エルマーの冒険物語です。1948年から51年にかけて、『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』(文:ルース・S・ガネット、挿絵:義理の母ルース・C・ガネット 日本語版はいずれも福音館書店刊)の3冊の物語がアメリカで出版され、日本では累計700万部を超すベストセラーとして広く愛されています。
少年エルマーは、りゅうの子やその家族を助けるために、お父さんとお母さんと暮らす家を飛び出し冒険の旅に出ます。恐ろしい動物たち、不思議な病気、そして大人の人間たちという困難に出遭うたびに、エルマーは対立することなく受け止めて、自分の手元の道具や知恵を使い、機転をきかせて乗り越えていきます。自分と異なる他者を受け入れ、争わず知恵を使ってトラブルを 解決する姿勢は、作者ガネットが物語で一貫して伝える子どものみならず、大人にも向けられたメッセージです。
日本初となるこの展覧会では、70年以上前に描かれた130点を超す貴重な原画やダミー本など制作の資料を日本で初公開します。さらには、エルマーの冒険を会場内で楽しむために、絵本の世界に入って遊べる4つの展示を用意します。自分がエルマーになったように、ワニの背中をジャンプして川を渡ったり、嵐の中、りゅうとともに海を超えたり、そらいろこうげんに向けて空を飛び、15匹の捕われのりゅうを見つけ一緒に脱出することができます。PLAY! MUSEUMで、大人も子どもも、憧れの冒険の旅へ出かけましょう。
会期終了日前日の土曜日に行ったこともあり混雑していて、中に入るまでに行列ができ30分ほど待ちました。日付指定券を買わずに行ったけど、チケット持っている人も持っていない人も関係なく同じ列に並ぶので違いはそれほど感じなかったかな。
入場特典と次回の展示の割引券。特典はポップアップカードでした。割引券は次回の展示とコラボして、エルマーとりゅうが器を持っているデザインがかわいい。
想像していたよりも小さい紙に描かれていた約130展の原画。鉛筆を使い、細かい線でぎっしり描き込まれていてその繊細さに感動…。一つ一つじっくり眺めて鑑賞しました。エルマーのシリーズは何度も読んだものの子どもの頃に見たきりで断片的に覚えている程度だったけど、原画を観るとこのシーンあったな、とかここ好きだったな、とか思い出がよみがえってきて楽しかったです。
下の文章の部分も、物語にまつわる小物が付いているのが凝っていて好きだった!
展示はエリアによってストーリーに合わせて動物の鳴き声や嵐、りゅうたちが大騒ぎする音、風、照明、立体物など色々な仕掛けが施されていて、絵本の世界観に入ったみたいでわくわく。
ボタンを操作すると音が鳴ったりスポットライトが当たったり。
作者の写真や小さい頃に描いた絵や物語など人物像を紐解く資料や、エルマーのぼうけんのダミー本やぬいぐるみなどの資料を展示したエリアも。ちまっとしたぬいぐるみが可愛かったです。
展示エリアの最後には、古今東西の“ぼうけん”が大集合する「ぼうけん図書館」が。
ぼうけんにまつわる沢山の本が並べられていて、自由に読めてわくわく。ついつい時間を使ってしまいました。
グッズもたくさんあって悩む中、ポストカードを購入しました。子供の頃に読んで印象に残っていたシーンと、原画を観て心に残ったシーンを選びました。普通のポストカードよりもちょっと小さめのサイズ。
ポップアップカードは『エルマーと16ぴきのりゅう』のワンシーン。結構クオリティが高くてこれを特典として貰えるのは嬉しかった…!
親子や三世代で来ているご家族も沢山いて、子どもから大人までエルマーを読んだことがある人みんなが楽しめる展示会でした!