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ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』感想

 

東京国際フォーラムホールCにて、岩本照くん主演ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観劇しました。

 

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岩本照くん初の主演ミュージカル。ファンクラブでも一般販売でも落選してしまったので観劇は諦めていたのですが、何度か当日券チャレンジしてチケットを取ることができました…!ありがたい…!ネットで当日券チャレンジするの初めてだったけど、一般販売の時と同じくとにかく時間ぴったりにアクセスすることと、個人情報の入力でミスしないこと、メアドなど長いものは辞書登録しておくことが大事かなと思いました。

当日引き換えした席は1階18列。前がちょうど通路になっているので視界が遮られることなく、観やすい席でした。舞台全体見渡せるし表情も見える。もうちょっと表情とか細かい動きをじっくり観たいなって時には双眼鏡を使いました。

 

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のあらすじはこちら。(公式サイトより引用)

1968年のニューヨーク州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・ジュニア(岩本照)は父のフランク・シニア(岸祐二)、母のポーラ(春野寿美礼)と三人で仲良く暮らしていたが、幸せな生活は父の事業失敗により破綻。家は売られ、母は別の男と出て行ってしまった。マンハッタンへと渡った失意のフランクは、父からもらった小切手をきっかけに小切手偽造を思いつく。さらに、街で衆目を集めるパイロットを見かけたことから、なりすましも計画。フランクは偽パイロットとして、偽造小切手片手に世界中を旅する生活を始めることに。

世界的な小切手偽造犯の捜査に、ついにFBIの捜査官カール(吉田栄作)が乗り出す。追われるフランクと追うカールの間には、いつしか奇妙な友情が芽生え始める。カールの捜査を辛くも逃れながらパイロットから医者へと姿を変えたフランクは、看護師ブレンダ(横山由依)と恋に落ちる。ブレンダの父ロジャー(阿部裕)や母キャロル(生田智子)のような温かい家庭を築こうと結婚を誓った矢先、カールの捜査の手が再びフランクに迫る…。

 

1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』をもとに製作された、レオナルドディカプリオ主演映画のミュージカル版。日本でも何度か上演されているみたいですね。パイロットになったり医者になったり、事実は小説より奇なり、とはよく言うけど実話ベースのストーリーというのがすごい。

本当は映画でストーリーを把握してから観劇したいなと思っていたのですが急遽観劇することになったため間に合わず、あらすじをざっと読んだのみ、完全に初見の状態での観劇となりました。

 

開演してからはあっという間で、観終わった時にはとにかく楽しかった!と充実感を持ちました。テンポ良く進んでいくので流れを掴むのに時間がかかるからやっぱり予習しておけば良かったなと思いつつも、オーケストラの生演奏に、楽しそうなダンスや歌声、派手な演出で笑いどころもあり、ストーリー的にも視覚的にも楽しめるミュージカルでした。そして照くんの歌やダンス、アクロバットが存分に観られて行けてよかった〜!

 

照くんが演じたフランクは私が観る前にイメージしていたよりもずっと子供っぽい印象。詐欺師として大人のように振る舞う姿もあれば、父親や母親との関係性が見える部分ではまだ愛情を求めるような幼い部分も見られて、かっこいい面と可愛い面とのギャップが良いですね…。

照くんはどちらかというと歌よりもダンスや全身で表現しているイメージでミュージカルのイメージはそんなになかったけど、堂々と真ん中に立っていて楽しそうに歌ったり踊ったりしているのを観て他の作品での演技も観てみたいな〜と感じました。初めてのミュージカルだったから歌とかはもっともっと経験重ねてパワーアップしてくんだろうな、と考えると楽しみです。

 

カール役の吉田栄作さんもミュージカルのイメージがなかったのだけどとてもダンディーでかっこいい。だけどちょっとコミカルで面白いシーンもあり、2人で歌うシーンも素敵だなと思いました。追う側と追われる側から相棒のような、親子のような、親友のような関係性が生まれるのって不思議だけど、フランクの親子関係見ていると切なくなったから、どこかで孤独を感じているお互いがお互いの存在に救われていて良かった…。

ブレンダ役の元AKBの横山由依ちゃん、2幕のみの出演だったけどAKBを良く見ていた頃に好きなメンバーの1人だったし歌声も好きなのでこうして見ることができて嬉しい。初々しさがありつつとても可愛らしくて綺麗な歌声でした。ポスターでは水色のドレス着ていたけど、舞台上ではピンク色の衣装で可愛かったです。

岸さん演じる父親とのシーンも切なかったり可愛らしかったりと良かったな。岸さんの歌声に圧倒されました。母親役の春野寿美礼さんはハウトゥサクシードにも出演されていて素敵な方だな~と思っていたのですが、今回も舞台に立っているとぱっと目を惹く華やかさ、響き渡る歌声が美しくてとても素敵でした。

 

最後のカーテンコールでは、照くんが「みなさんの人生が彩りのあるものになりますように」という趣旨のことを話していたことが印象的でした。このミュージカルで私の人生にも彩りを加えてくれてありがとう。最後に両手振って笑顔でハケていったのは可愛かったな…。

 

そして東京千秋楽おめでとうございました!このご時世で全公演無事に行われて嬉しかったです。大阪公演もあと少し、無事に完走できますように。