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長尾謙杜くん主演Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』感想

 

2月11日よりAmazonPrimeにて配信開始された、なにわ男子の長尾謙杜くん主演Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』を観ました。

 

 

あらすじ


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「管理人」名乗る謎の人物に選ばれた魂「シロ」は同時期に死んだ高校生「小林真」の体にホームステイし、管理人に課された転生の条件に挑むことになる。条件とは、「小林真が死んだ原因を突き止める」というもの。100日間のリミットの中で、ちょっと違和感のある家族との時間、優しい幼馴染や学校での憧れの先輩との日々などつかの間の「真」として過ごす「シロ」。だがその死の真相には小さな光と大きな闇が交錯していた。

 

原作

原作は森絵都さんの小説『カラフル』。私が中高生の時にこの小説が大好きで何度も何度も読み返していて、今でも手元にあるくらい心に残っている小説です。

原作のあらすじは以下のとおり。『HOME STAY』とはちょっと違いますね。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

 

『カラフル』はこれまでに実写やアニメで何度か映像化されていますが、今回長尾くんが主演でまた映像化されるということで、とっても楽しみにしていました。『HOME STAY』というタイトルではタイで実写映画化されています。

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感想

原作の『カラフル』というタイトルどおり、オープニングの映像や主人公の描く絵、マスゲーム、彩雲など所々で現れる鮮やかな色彩がとても美しく印象的。

生死が関わってくるので展開としては重たい部分もあったけど、アイデンティティを確立する過程で自分自身や他者との関係にモヤモヤを抱えながら生きている思春期の子たちの青春と爽やかさも感じました。ラストに進んでいくにつれ感動して、観終わった後には良い余韻に浸れる映画でした。

主人公の小林真を演じた長尾くん、最初は可愛いらしい男の子だな~と思いながら観ていましたが、複雑な場面が多い中でも繊細な感情が良く表現されていて、惹き込まれる演技でした。等身大で真を演じていて役にすごく合っていました。見た目の面でも最初のもさっとした髪型とその後にイメチェンした姿では全然印象が違っていてすごい。長尾くんの演技は今回初めて観たのですが、もっと色々な役を見てみたいなと感じました。

ストーリーの大筋や伝えたいメッセージは原作と一貫していますが、『カラフル』と『HOME STAY』では主人公は同じ「小林真」ではあるけど、ホームステイするというミッションを課せられた別の人間、みたいな。真の人物像や家庭環境、周囲の環境は全然違っていて真の死因も物語を進んでいくにつれて判明していくので、どうなるんだろう…と真の気持ちに入りながら観られました。

原作は他の人との交流が増えていく中で主人公の心情が変化していく感じだけど、ホームステイはすでにある人間関係の中でなんとかしようと奔走している感じ。中学生と高校生という違いがあったり、原作で案内人となるプラプラの存在がいなかったりという点もあるので、より自我が発達して自分の意志で悩み行動していたように思います。

『所詮、人生は長めのホームステイ』という台詞がとても好きで、無理することなく前向きに背中を押してもらえているような気がします。

生きていると自分自身のことでも人間関係のことでも色々と悩むことはあるけど、そのままの自分で、それぞれのカラフルな人生をしぶとく生きていこう。