スノードロップ

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『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展 感想

 

10月26日~12月12日まで森アーツセンターギャラリーで開催された、『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展に行ってきました。

チケットの倍率けっこう高かったみたいなので一度目の抽選では外れてしまったんですが、無事チケット取ることができました。ネタバレありで感想書いていきます。

 

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入場まで

日時指定のチケットで、券面に集合時間が印字されていました。集合時間はAとBに分かれています。私は平日の入場時間帯10時~11時のチケットでA(9:45~10:00)の集合時間。指定よりもちょっと早めの時間に集合場所の六本木ヒルズミュージアムコーンに到着し、チケットを確認してもらって整列。待機している間に、感染拡大防止のために事前に登録していた個人情報登録の確認もありました。

チケットカウンターで入場チケットを引き換えて、52階の森アーツセンターギャラリーへ。入場チケットは入場のためはもちろん、特典の引き換えやグッズ売り場、コラボカフェを利用した際にスタンプを押してもらうようになっていました。チケットを引き換えた時にちょうど10時、そこから展示会場までも比較的スムーズで移動含め10分くらいで入れました。

 

展示

展示は全部見るのに所要時間1時間半くらいでした。この会場の展示っていつも混んでいて観るのが大変なイメージがあったんですが、今回は時間指定だし、平日の早めの時間に行ったのがよかったのか、周囲の人をあまり気にすることなく見たいところをじっくり鑑賞できました。

鬼滅の刃は何度も読み返しているけど、細かいところまで書き込まれた原画は見ごたえがあって、会場全体で感じられる雰囲気とともにストーリーを振り返っていけて改めて感動…。説明文にも想いがこもっていて心に残りました。

 

それぞれの章ごとにさくっと感想です。

※ネタバレ注意。

 

序章 煌(きらめき)~不滅への旅立ち~

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炭治郎と禰󠄀豆子の等身大フィギュアと、歴代の単行本表紙がパネルになってずらっと。こうやって見ると鬼滅って巻数少ないな。でもだからこそ、この原画展で最初から最後までしっかり振り返ることができてよかったな〜と思います。

 

壱ノ章 絆(きずな)~兄と妹、そして仲間たち~

第一話の原画が始めにあり、炭治郎、禰󠄀豆子、善逸、伊之助、カナヲ、玄弥の紹介と原画の展示に。水の呼吸一門や、珠世さんと愈史郎のスペースもここにありました。始めの方の展示なので比較的人が多めだったかも。

壁にもキャラクターが描かれていたり、下の方に小さいコマが沢山並べられていたりして沢山の表情が楽しめました。小さいコマの方は『百面相』と称されている通りギャグシーンも沢山入っていたのでかっこよさとかわいさどちらも堪能できる感じ。

鱗滝さんの素顔も初公開されていました…!若い頃と現在。想像以上に優しい顔だった。コソコソ噂話には善逸の師匠の桑島さんとのエピソードが書かれていてほっこりしました。お面なしで動いてる姿見てみたいな〜。

 

弐ノ章 鬼(おに)~人の果て、悲しみの果て~

部屋の中央の柱には不気味なオブジェと無惨の展示、その周りに上弦たちの壁が立っていて、周りの壁にはこれまでに戦ってきた鬼の展示が。全体的に黒くて暗くてちょっと怖い空間でした。泣いてる子もいた。

恐ろしい鬼として鬼殺隊と戦う原画の裏の壁には鬼が人間だった時の姿が描かれていて、壁の色も黒と白で対比されていて切なくなった。猗窩座とか謝花兄妹のエピソードが好きなので心に刺さりました。

 

特別章 -陰(かげ)- 無限城顕現

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撮影可能スペース。鏡が使われていてどこまでも奥行のある不思議な空間になっていました。「ベンッ」ていう琵琶の音とともに鳴女が画面に現れます。こういう細かい演出良いですね。

 

特別章 -光(ひかり)- 不滅

お館様と無惨様の対峙。耀哉様の兄弟にまつわる初出原画とコソコソ噂話も。産屋敷家で生まれて当主となっていく、という過程の中で小さい頃から壮絶な経験をしてきたんだな…。

 

参ノ章 柱(はしら)~絶対なるその呼吸~

呼吸の効果音の文字に、呼吸を模した大きなオブジェが天井に飾られていて迫力がありました。柱9人それぞれの個性を感じられる展示で、空間まるごと楽しめました。

どこから観てもいいけど、展示的には煉獄さん→宇髄さん→伊黒さん→蜜璃ちゃん→無一郎くん→不死川さん→悲鳴嶼さん→しのぶさん→冨岡さん、という順番。最初に煉獄さんがきて、鬼殺隊の上に立つ柱のかっこよさを改めて実感してから進んでいきました。アニメでやってる部分だと原画見ながら頭の中で音声も再生されるからより入り込める気がする…。最後の義勇さんの過去を描いた原画で託された未来や命を繋いでいく…と感動したところから次の章に進むのも流れが良かったなあと思います。

 

肆ノ章 繋(つなぐ)~全てを懸けて~

柱の展示から一転して暗い空間に。暗い中にほんのりと灯籠のあたたかい光が灯っていて、生と死の境目みたいな雰囲気。足元には彼岸花も。

第三章まではキャラクター紹介が続いていてあまりキャラの死に触れられてないなあと思いながら観ていたんですが、ここに弔いの場が用意されていた…。家族、兄弟、師弟…と、色んな関係性にスポットが当てられた展示を観て切なさと感動に飲み込まれていきました。

180話の扉絵で歩いて去っていく玄弥くんと無一郎くんの後ろ姿の等身大アクリルパネルがあって、美しいながらも切なくて泣きそうになりました…。原作だと違う方向を向いて進んでるけど、2人の位置が逆になって同じ方向に進んでるみたいになってました。配置的にこの展示は肆ノ章のスペースに入ったらすぐに目に入ってくるので、そこに辿りつくまでにも展示あるのに一気に心が落ち着かなくなりました。展示自体はめちゃめちゃ切ないんだけど等身大パネル用意してくれたのはめちゃめちゃ嬉しかった…!

 

伍ノ章 刻(とき)~千年の夜明け~

無惨との壮絶な戦い。ストーリーは全部知っているのに改めて展示という形で振り返ることによって臨場感があり、キャラの想いがより感じられる気がしました。原画だけでなく壁に大きく描かれたイラストや台詞、立体的な展示とボリュームたっぷりで、夜明けまでの長い戦い、観ているこちらもまだかまだかと長い時間を過ごしているみたいだった。

暗闇の中で光る日の呼吸は印象的。無惨に「醜い姿」と言われた炭治郎の姿はとても痛々しくて見ているのがつらいけど、日の呼吸の原画は迫力があって細かいところまでじっくり時間をかけて楽しみました。

 

終章 継(つぐ)~幾星霜を越えて~

天井から垂れ下がる藤の花の下で、鬼になった炭治郎を人間に戻すのを見守りました。壁の色も優しい藤の花の色で、しんみりした気持ちに。

物語の結末を見届けて胸がいっぱいになったまま進んだ先には、『善逸伝』の設定と3枚のイラストが展示されていて笑いました。すごく美化された善逸の自画像や義勇さんがブサイクに描かれているのが面白かった。

そして、初出原画が3枚。竈門兄妹、伊黒さんと蜜璃ちゃん、煉獄さんと宇髄さん。竈門兄妹のイラストは原画展のポスター用に描いていたけど文字を入れるスペースがなかったそうで、そういうことまで考えて描かれてるんだな~、と改めて実感。伊黒さんと蜜璃ちゃんは笑顔で幸せに溢れていて、生きてもっと笑っててほしかった…。アニメが無限列車から遊郭編に移る時期に煉獄さんと宇随さんの笑顔のツーショットが観れたのも嬉しかったです。

 

グッズ

展示見終わったらすぐにグッズ売り場が。思ってたより規模は小さかったかな。会期が後の方なので売り切れのものもいくつかありました。

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入場特典のミニ色紙と、購入したグッズ。

推しが出てるの少ないし、ランダム商品は買うとキリがないので、グッズは少なめに!パンフレットとフレークシール。

パンフレットは初出の原画も手元にも残しておきたいな、と思い購入。展示会の内容が網羅されてるので、心に残ったところが振り返れてよかったです。フレークシールはデフォルメされたキャラが可愛いです。

 

鬼殺隊休憩所

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展示見終わったらちょうどお昼時になっていたので、お食事はコラボカフェ『鬼殺隊休憩所』にて。こちらもほぼ並ばずに入れました。

 

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テーブルは炭治郎たち4人の中の誰かが描かれていて、店員さんが「〇〇のお席にどうぞ」と案内していました。私は善逸の席。左下のお花持ってるイラストが好きです。可愛い!

 

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頼んだのは『我は山の王なり 伊之助のミルクティー』と『禰󠄀豆子の箱のフレンチトースト』

 

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一つの商品につき一枚コースターが貰えます。ランダムだけど、こちらも伊之助と禰󠄀豆子ちゃん。飲み物にはストロータグも付いてました。

 

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伊之助のミルクティー。山の王だ!ってポーズ決めてる伊之助が可愛い。ミルクティー自体は全然甘くないんだけど、地面の部分にクリームがたっぷり使われていて、岩を模した黒ゴマとあんこのクリームが甘めだったので良いバランス。食べ方の正解が分からなかった…。

 

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フレンチトースト、禰󠄀豆子ちゃんが箱から顔を覗かせてるのが可愛い!ピンク色のお皿には着物の柄があしらわれていて、好物の金平糖も飾りに使われていました。

フレンチトーストの下にはたっぷり生クリームが置かれていたので、フレンチトースト自体の量は少なめ。世界観を味わえるのは嬉しいからこんなもんかなとも思うけど、フレンチトースト食べようと思って頼むとちょっと物足りないかな。

 

展示からカフェまでたっぷり鬼滅の刃の世界観に浸れて、行って良かったです!改めて漫画読み返したくなりました。来年の夏には大阪でも開催されるみたいなので楽しみですね。