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ドラマ『古見さんは、コミュ症です。』第2話〜4話感想

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ドラマの優しい雰囲気に毎回癒されている、ドラマ『古見さんは、コミュ症です。』第2話〜第4話の感想です。全8話なのであっという間に折り返しですね。増田くんが演じる只野くんを観られるのも嬉しいけど、登場人物みんな個性的で優しくて好きです。

 

▼1話の感想

hiyo-blog.com

 

 

第2話(9月13日)

古見さんはあっという間に学園のマドンナ的立ち位置に。幼馴染のなじみちゃんから古見さんと仲良くしていることで敵視されていると伝えられ、心の中で一人反省会を行う只野くん。そして、落ち込む只野くんに話しかける片居くん。

片居くん、只野くんと友達になりたいだけなのに緊張しすぎて周りを怖がらせてしまうのがあまりにも不器用すぎて…でも面白くて可愛いかったです。ハウツー本で学んだことを頑張って実践しようとしている姿を応援したくなる。只野くんにも最初は怖がられてたけど、頑張って励ましたことによって名前を呼び合える関係になれてよかったです。頑張ったね…。

「友達いなくても好きにやってますよオーラ」出してるけど、本当は友達が欲しい、みんなと一緒にお昼ご飯食べたい万場木さん。そんな万場木さんに古見さんが「私と同じですね」と話しかけるシーンが泣けました。

私も同じこと思っていました

でもある人が友達になってくれて

その人が一人目の友達になると言ってくれて

ひとりぼっちの心がふわりと包まれてスーッと肩の力も抜けて

私もこんな人になれたらと思いました。

只野くんのあたたかく包み込むような優しさが古見さんに伝わり、また古見さんから万場木さんに伝わり、理解し合えたことで友達になれて。2人がノートを介して『友達になってくれてありがとうございます』と会話する姿は第1話で只野くんと古見さんが黒板で会話するシーンとも重なって、心がほっこりしました。

 

仲の良い友達と離れて新しい環境で一から人間関係を作るって、なじみちゃんのように自然と友達ができる人もいっぱいいるけど、それが上手くできない人もいっぱいいて。学校という限られた世界の中だとその人の印象ってどんどん作られていっちゃうから、最初に上手くできないとずっとこのままなのかな…と思う気持ちは共感するところがありました。友達になってくださいって頼むところから始まる関係でも、お互いに分かりあえて、その後仲良くなっていけるならいいんじゃないかなあ。

最後に、友達が増えたからガラケーを手に入れた古見さん。スマホが主流で沢山の人と同時に繋がれるこの時代に、ガラケーで電話番号を聞くって良いですね。一番に只野くんの電話番号を入れたい古見さんと、ちょっと察しが悪い只野くんにきゅんっとしました。

 

第3話(9月20日)

 

登場人物がとにかく全員かわいい…!と思った回でした。

焼きそばパンを沢山用意して只野くんと一緒にお昼を食べられることに喜びを噛みしめ、あーんする片居くんと、特に疑問を持たずに受け入れる只野くんに笑いました。古見さんが何が起きたか分からないって気持ちになるのも分かる。

古見さんに対して「ノートで話そうがなんだろうがどっちだっていい」ってサラッと言える万場木さんは素敵。メイクがいつもよりもすごいことになっている万場木さん、自分が良いと思ってメイクしていたのもあると思うし、「素顔を見たい」と言われてちょっと不安そうだったけど、メイク落とした顔も可愛い。

ギャグを用意してきた古見さんに心の中でツッコむ只野くんは、只野くんというか増田くんかんがすごかったです。ずっと笑いながら見ちゃいました。

学校の中で自然発生的にできるスクールカーストの頂点にいる古見さんと、底辺の只野くん。このドラマみたいにはっきりと図にして示されることは少ないと思うけど、スクールカーストって言葉にはしなくても、グループができて、自分の立ち位置は把握して動かなきゃいけない、って雰囲気はなんとなく分かります。古見さんは別に周りから崇拝されたいわけじゃなくて友達が欲しいだけなのに、気づいたらその位置になってしまっている、っていうのがしんどいなあ。

原作読んでても思ったけど、古見さんの「私の友達は私が決めます。」って言葉が好き。そう言える古見さんも、嫌われるのは分かっても古見さんと友達でいたい、って自分で決められる只野くんも、どっちも素敵です。

そして、一緒に帰って小さい頃の誤解が解けた古見さんとなじみちゃん。なじみちゃんの友達の定義、『同じ景色を見ること』って、良いなあ。なじみちゃんと友達になって嬉しくて飛ぶ古見さんは可愛いし、全員で飛ぶのは青春を感じました。このシーンのロケ地で使われた千葉の牧の原公園、景色がとても素敵でした。

 

第4話(9月27日)

 

今回から古見さんがノートに書いた内容が字幕にもなっていて見やすくなっていました。

みんなで海に行くのが楽しみすぎて集合場所に早く来ちゃった古見さん、古見さんが心配で早めに来たけど待ち合わせ場所が少しずれていることに気づかない只野くん、そんな只野くんを見て只野くんとビーチボールをする想像をする片居くん、3人を見て困惑する万場木さん…と開始早々カオスな状況に笑ってしまいました。ダブルブッキングしちゃったなじみちゃんがスイカのバッグ持ってるのが可愛かった。お詫びでマイクロバス出せるのはすごい。

会話がないのが気まずくてとりあえず天気の話しとくとか、しりとりしちゃうのは分かる!でもそれぞれが必死で、古見さんは駅名しばりだしなぜか片居くんは諺しばりだし、高度なしりとりでした。結果として良い方向にはなったし、気まずかったはずの会話のない状態が気にならなくなって良かったです。4人並んでいる姿可愛いかった。古見さんの手を握っちゃって焦る只野くんもかわいかった。制服姿は違和感ないけど、私服になって腕も足も見えるとやっぱりまっすー感が強くなりますね。

最初の方ずっと面白くて笑っちゃう展開だったのに、片居くんが自分のこと話すシーンからしんみり。不登校だった自分を高校で変えたい、みんなとワイワイしたかった、普通にみんながやっているようなことやりたいって思ってた片居くんに、「できましたね」って言う只野くんの声のトーンが優しい。「さみしいです」「私も、友達がいなかったです」「だから、友達と別れることにも慣れていません」と伝える古見さんも優しい。只野くんは相手の気持ちに寄り添う感じ、古見さんは相手と同じ気持ちを共有する感じ。

4人並んでとうもろこし食べながらマレーシアに行ってしまう片居くんに向けて話す姿はもう、青春すぎて泣けました。片居くん面白くて可愛くて沢山笑わせてもらったので、もう登場しないの寂しいです。

今目の前に広がっている海は

世界中どこでもつながってるよ

だから心はつながってる

オレらのこと忘れないでって

忘れないで

どの言葉もすごく良い。

帰りたくない、ずっとこのまま笑っていたい

どうでもいいことを言いあって、ずっと笑っていたい

ナレーションのこの言葉も心にグッときました。青春の時間ってあっという間。

この写真の青春感が素晴らしい。公式に上げてくれてありがたいです。

余韻に浸る間もなく2学期に入り、次は潔さんと阿瀬さんが登場してスポットが当てられる感じですね。潔さん、潔癖症だから最後にはめちゃめちゃ手を洗うけど、おばあさんを助けたり、古見さんと友達になった時に握手するために自分から手を差し出したり、人気者の古見さんに生徒会の応援演説を頼むことを図々しいと思ったり、まっすぐに潔く生きている人という印象。

古見さんが潔さんに自分のことが嫌いだから筆談している、と言われた時に、只野くんが筆談は「丁寧に気持ちを伝えられるから」と返しているのが上手いなと思いました。

次回の潔さんのエピソードも楽しみです。